コンセントの交換

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 既設のコンセントは黄ばみ等もあり壁紙を交換すると古さが際立ってしまうし、経年劣化も心配なので全て交換しました。その際、機能性も考慮してコンセントの選択をしたので以下にまとめておきます。

 尚、コンセントはパナソニックのコスモシリーズとしています。電灯スイッチの交換で述べましたが、電灯スイッチも同じコスモシリーズなので質感や色味が同じで統一感があります。

2口コンセント

 よく見るタイプのコンセントです。通常はこのコンセントを使うことになります。

2口タイプコンセント

アース付きコンセント

 漏電リスクを防止するためにアースがついているタイプです。水を使う洗濯機やトイレ、高電力が必要なエアコンや電子レンジのある場所に設置します。何も言わなくとも、必要な場所には工事業者の方がこのアース付きを選んでくれると思います。

アース付きコンセント

マルチメディアコンセント

 一般的なコンセントに、インターネットや電話回線といった通信関連、テレビのアンテナ線を一つにまとめたものです。個別に設置するよりも壁面がすっきります。テレビやパソコンを使うリビング等に設置しました。

マルチメディアコンセント
左上:LAN、左下:TV
右:抜け止め式コンセント

抜け止め式コンセント

 プラグを差した後に回して固定するタイプです。そのまま引っ張っても抜けないので、何かの拍子に電源が切れると困るパソコンやAV機器に適しています。私はパソコン周りに設置しました。前述したマルチメディアコンセントの右側コンセント部分がそうです。

リフォーム業者へのコンセントの指示

 パワーポイントで以下のような資料を各部屋毎に作って、リフォーム業者の方にコンセントの交換をお願いしました。勘違い等による間違いやそれによる二度手間の防止に役立ったと思います。

リビングにあるコンセントの交換のお願い仕様

コンセントを設置する際の注意ポイント

 私が考えるコンセントを設置する際の注意すべきポイントは以下の通りです。工事に入る前に、あらかじめ機器の配置などを想定しておき、コンセントを決めた方が後々の変更や手戻りが無く、配線の引き回しもスムーズになり良いかと思います。

①家電製品、PCの配置を考える
 テレビ周りやパソコン周りは多くのコンセントが必要になりますので、たこ足になりすぎないように、コンセントの数の調整が必要です。最近はパソコンでもTVが視聴できますので、デスクトップパソコンを置く場所の近くにアンテナ端子があると引き回しをしなくて済むので便利です。

②キッチンでの配置、容量を考える
 台所には電子レンジ、湯沸かし器、炊飯器、トースターなど電気容量の大きな機器たくさんあります。これらを同時に使うとブレーカーが落ちるなどいったことが無いように、コンセントの数や、合計容量に注意が必要です。

③掃除をする時のことを考える
 私が一つ失敗したなと思ったのが、廊下にコンセントが無いのに新設しなかったことです。掃除機をかけるときにコードが足りずに不便でしたが、最近はコードレスの掃除機が主流になっているので解決しました。

④通信関連のコンセントの配置に注意する
 電話、外部インターネット回線(光回線等)、宅内インターネット回線(イーサーネット)などの通信回線は簡単に変更できない場合が多いと思います。ただし、宅内のインターネット配線の引き回しはリフォームする際であれば、屋根裏等の配線スペースで綺麗にできる可能性があるので、検討する価値はあると思います。私の場合は、光回線のハブから、PCまでは有線で配線したかったので、天井裏に新たにケーブルを通して、PC近くのコンセントにネットコネクタを新設していただきました。

電圧の変更(100V↔200V)について

 リビングのエアコンを100Vから200Vタイプに変更したので、電圧の変更作業をしてもらいました。作業としては分電盤側の配線変更、コンセントの変更(100Vと200Vでは差し込み口の形状が違います)で軽微ですが、後から個別に実施すると費用がかかるので、全体の電気工事の際に忘れずに実施してもらうのが良いと思います。

200Vコンセント

番外編 無停電電源装置(UPS)の設置について

 雷や電気工事などによりごく短時間の停電が発生することがたまにあります。短時間でも、特にパソコンやビデオレコーダーなどは稼働中だとデータが消えてしまったり、機器に不具合が起きたりする可能性があるので、私は無停電電源装置(UPS)をパソコンとレコーダーにつけています。このUPSを介して各機器にAC電源を供給しています。停電を感知すると瞬時に内蔵しているバッテリーに切り替わります。長時間の供給はできないので、パソコンはその間にシャットダウンします。(USB経由でパソコンに接続して自動的にシャットダウンする機能もあります)

 現在使っている製品は雷のサージ電流も遮断してくれるものです。ACコンセントの他にUSB端子も備えていますので、万一の震災等による長時間の停電の際には、スマホの充電等に使うことができます。

 無停電電源装置(UPS)のメーカーとしては、APCサイバーパワーオムロンなどが有名です。ちなみに私は10年以上前からサイバーパワーの製品を使っています。

パソコンに使用しているUPS
バッテリーを内蔵しているので本体は重いです
UPSの背面
TV-Ant.やTEL.端子も雷サージ防止となってます。

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