リフォーム業者の選定、見積もり

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リフォーム内容が決まったところで、業者の選定です。大きな悩みどころでした。
 お世話になった不動産業者は仲介業以外にも自社でリノベーションを行った物件の販売もしていて、そのノウハウを活かした「リフォームパック」の販売もしていました。水回り4点と壁紙、床、建具がセットになっていてお得な内容でした。かなり惹かれましたが、設備の選択肢が限られるというデメリットもあったので、他の業者にも見積もりをとることにしました。

相見積もりの実施

 不動産業者からの推薦の2社(リフォームパック含む)と、自前で調べた良さそうな会社1社の3社に絞り、それぞれ同じリフォーム内容を伝えて相見積もりをとりました。設備メーカ等の違いもあり、価格的には660万円〜780万円と100万円以上の開きが生じました。又、見積もりの項目や粒度が業者によってまちまちで、見積書のままだと比較しにくい。。よって、同じ条件での比較ができるよう項目を整理して以下のような一覧表を作成し、価格の比較、妥当性の検討をしました。(個別の価格は消去して、合計値のみ残しています)

見積もりから、項目と粒度を揃えて整理
A社:不動産業者の紹介、B社:リフォームパック、C社:自分で調査

 見積もりで特に差が出たのが、解体工事、廃棄物処理、ハウスクリーニングという、目に見えないものです。ここは、やってみないと分からない部分もあることと、工事のバッファとしてとっているのではないか、と感じました。ただ、これらを合算すると、各業者共にほぼ同じ額になるので、どこにバッファを乗せているか?によるのかもしれません。

 設備の型式や内容が明確なものについては、値段の差(定価からの割引率の差)は大きくなかったと感じます。

 あとは、諸経費ですが、これは明確に10%や、3%となっているので、各施工業者の考え方の違いですね。ここは安いに越したことはないですが。

施工発注先の決定

 最終的には、(不動産会社には申し訳無いですが)自前で調べたリフォーム会社にすることにしました。一番価格は高かったのですが、選択の決め手としては、①間取りに対するリフォームプランをしっかりしてくれたこと、②打合せの議事録をしっかり作成していること(お互いのために)、③大手のため安心があること、④営業担当の方の説明に説得力があったこと、です。

注意点・・

 総費用ですが、リフォームを実際に進める中で、約1,000万円ほどに膨らんでしまいました。キッチンやバスルームなど、見積もり時はベーシックで、ある程度割り切った仕様でしたが、ショールームで見る中で、仕様を変更・追加したのが大きいです。又、当初想定していなかった工事(造作棚を追加するなど)も行ったのも影響して、カップボードを無くしたりの削減もしましたが、トータルでは大きく増える結果となりました。最初の相見積もりの時点では、業者間の条件を合わせることに目が行ってしまい、細かな仕様までは決めていなかったので、次回への反省点です。

 又、今回発注した会社への懸念点として、①施工は下請けに出している(施工は自社の職人のみというのを売りにしている業者もあった)、②工期が長い(他のメーカの1.5倍ほど)、③当該マンションの経験が無い(管理規約や見えない?しきたりなどを見積もり時点では理解していない)などありました。このあたりの懸念は後々顕在化することになります。

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